こんにちは、こんばんは、まめイチです。
前回、西本願寺について書きました。
西本願寺の正式名称は「龍谷山本願寺」。
国内の仏教では最も多いとされている、信者数約790万人を誇る浄土真宗本願寺派の総本山。
さすがは最大規模の宗派、西本願寺見学のお得さについて、前回書かせていただきました。
今回はその続編です。
題して「ちょっとマニアックに楽しむ大人の西本願寺」。
先に申し上げておきますが、”大人の”はあまり記事内容とは関係ありませんので、ご了承ください。
【目次】
西本願寺についての、いろいろは前回にお話ししていますので、今回はいきなりいっちゃいましょう。
西本願寺のマニアックな癒し方3つ
御影堂(国宝)、阿弥陀堂(国宝)、唐門(国宝)、飛雲閣(国宝)の4つの国宝をもつ西本願寺。
そのなかでも、御影堂と阿弥陀堂の大きさに圧倒されます。
そんなスケールに圧倒される西本願寺ですが、実はけっこうマニアックな癒しポイントがあるんです。
きしむ音と艶に癒される
まずは5感で感じる癒しです。
場所はというと、御影堂と阿弥陀堂をつなぐ渡り廊下なんです。
さすがは超スケールの大きな国宝2つを結ぶ廊下だけあって、かなりの厳格さと圧を感じます。
視覚と触覚で楽しむ
まず、御影堂、阿弥陀堂の廊下は黒く塗装が残っていますが、それに比べて渡り廊下の塗装はあまり残っていません。
この渡り込まれた塗装の剥がれ感もたまらないのですが、大人がマニアックに楽しみたいのが”節”
見てください、この艶。
周りのすり減り具合と比べて、硬い節はしっかりと残っています。
その上を何十万人の人が通って磨き上げられた、この艶。
たまりません。
さらに、すり減った部分の中に浮き出るように盛り上がっているので、足裏で感じる凹凸感も最高です。
聴覚で楽しむ
そして、この渡り廊下ですが、ばっちりキシみます。
一歩ごとに鳴るキュッ、キュッ、という音が、心地よく耳から入ってきます。
こればかりは画像では難しいので、すみません。
かわいいキャラで癒される
キャラといってもゆるキャラではありません。
きちんと歴史を感じさせるキャラクター(って言ってもよいものか?)がいるんです。
それがコチラ。
天の邪鬼(あまのじゃく)
せっかくなので、場所は言いませんが、境内に8人の天の邪鬼がいます。
身長は38センチの愛嬌のある石像がたまりません。
その姿はまちまちで、見比べてみるのも楽しいですよ。
小さな発見連発で癒される
大きな御堂が並ぶ西本願寺ですが、大きさばかりに気を取られていては、普通の観光客と一緒。
マニアックには、楽しめません。
そこは、思い切って視線を落として、”埋め木”を楽しみましょう。
埋め木
1.すきまや割れ目などに木片を埋めて繕うこと。また、その木片。
(引用:コトバンク デジタル大辞泉)
2.「埋め木細工」の略。
楽しめる場所は、御影堂と阿弥陀堂の廊下。
こんなかわいい埋め木を発見することができるんです。
魚
大きな魚から小魚まで。
いろいろな種類の魚の埋め木を発見することができます。
扇
少し地味ですが、扇も隠されています。
鳥
他の埋め木よりも切り抜きが複雑ですので、これはもう確信犯ですね!
ずんぐりとしたフォルムも愛嬌が満点です。
徳利
徳利なのか花瓶なのかわかりませんが、お神酒の入れ物にもみえます。
瓢箪
瓢箪もあらためて見ると、結構愛嬌がある形状じゃないですか!?
これも手が込んでいる一品だと感心してしまいます。
富士山
富士山は見つけられなかったんですよ。
無料のリーフレットで知りました。先に知っていたら、必死で見つけたのに、残念。
絶対にリベンジします。
(※画像はリーフレットの画像です)
六角
こちらはひねりがあまりないですが、バリエーションのひとつ。
親子で並んでいるような様がかわいいです。
他にも、いろいろあると思いますので、見つけて教えてください。
最後に
2回に渡って紹介してきました西本願寺ですが、無料なので気軽に拝観することができます。
時折、御影堂や阿弥陀堂の長い廊下の隅に座って読書をしている方の姿も見かけます。
大体いつも空いているので、のんびりと京都観光したい時にはおすすめです。
まとめ
- 西本願寺はお得なだけでなく、マニアックに癒されるスポット
- 5感で楽しめる渡り廊下、節目の艶とキシミに注目
- 意外な場所にいる8人の天の邪鬼
- ちょっと変わった埋め木探しに没頭できる
- 疲れた時には、のんびりと廊下の段差に腰かけるのもよし
観光だとついつい行程を詰め込んでしまいがちです。
ゆっくり楽しむのが性に合ってきた40代の今日この頃。
みなさんも、西本願寺に行かれることがありましたら、マニアックに癒されてみてください。
今回も、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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