こんにちは、こんばんは。
まめイチです。
東京オリンピックも始まってみれば盛り上がっていますね。国を代表するアスリートのせめぎあいには、普段は関心が低い競技でもハラハラ・ドキドキの大興奮です。テレビチャンネルをザッピングしまくる日々が続いています。もうええ歳のまめイチには、間違いなく人生最初で最後の地元開催の夏季五輪。悔いのないように楽しみたいものです。さてさて、これだけ盛り上がっているオリンピックです。すでに開催前のことなど遥かかなたの記憶の先、というかたも多いのではないでしょうか。
そんな時期ですが、本物の聖火トーチを手にする機会がありましたので、2021年東京オリンピックの聖火トーチについて紹介したいと思います。
【目次】
聖火トーチとは
まずは、聖火リレーに使われているトーチについてです。
トーチ(torch)とは英語で”たいまつ”のことです。オリンピックの聖火を灯すので”聖火トーチ”、聖火リレーに使われることから”聖火リレートーチ”とも言われています。
トーチに関して
明かりとして使うために、手で持てるようにした火のついた木切れなど。通常、長い棒や竿(さお)などの突端に、枯れ草や、松脂など燃えやすいものに浸した布切れを巻きつけたもの。西洋の城や教会など石造りの建物や地下室では、電気のない時代、廊下や部屋に明かりを投げかけるために、壁の高いところに腕木で突き出させた燭台(sconce、突出し燭台)にたいまつを挿すこともあった。たいまつを使って夜を照らしたり神聖な火を運ぶという神事や火祭りは世界各国に見られる。
(Wikipediaより)
東京オリンピック聖火リレートーチ
思えば、聖火がギリシャ古代オリンピア市で採火されたのは2020年3月のことでした。聖火は「Hope Lights Our Way(希望の道をつなごう)」というスローガンとともに、日本全国をリレーで巡りました。COVID-19禍の世界において、世界の人々の心をつなぐ希望となる想いが込められています。
そして、これが本物の東京オリンピックの聖火トーチです。
東京オリンピックの聖火トーチ
ここからは聖火トーチの細かな部分を見ていきましょう。公式サイトでもいろいろな情報が掲載されていますね。ですので、少し変わった切り口も交えて紹介したいと思います。
上からみた感じ
まぁなんといっても一番に挙げられるのが上面ビューですね。桜の花をモチーフに5枚の花弁を模した形状が均等に並べられています。
聖火トーチの質感
まめイチがもっとも魅せられたのが、聖火トーチの質感です。カッパー色の光沢がメチャクチャ美しい。色合い、艶など、上質な感じでこれは聖火トーチでなくても飾っておきたいほど。細長い本体に艶が走るところなど吸い込まれそうです。
TOKYO2020エンブレム
質感の中でもエンブレム部分も素敵な加工になっています。立体構造で浮き上がっており、細かなこだわりが感じられます。ちょっと上から見ると立体構造が良くわかります。
聖火トーチの底面
なにかと上半分ばかりがフォーカスされる聖火トーチですが、底面はどうなっているかご存知でしたか?
ちょっとピントが奥にいってしまいましたが、こんな感じで蓋がされています。蓋ははめ込んでいるだけなので、穴に何かを引っかけて手前に引けば簡単に外れます。聖火を灯すときはこの中には筒状の燃料が入り、点火されます。
ちょっとわかりづらいですが、本体にある突起が正面を示す突起です。よくハンコなどでもありますよね。このあたりはユニバーサルデザインの配慮だと思われます。
重量
聖火トーチは片手で掲げてリレーされます。そこで気になるのがその重量。今回、家庭用クッキングスケールで計量してみました(笑)
その重量は約930g!!これなら多くの方が片手で掲げることができます。あの大きさでこの重量は驚きです。実際はこれに燃料が入るので、1.2kgほどにはなりますが。
長さ
約1kgの東京オリンピック聖火トーチですが、実際の長さはどれくらいでしょうか。せっかくなので実際に測定してみました。
それも床に直置きで。。。散々、神聖やら神事やらと宣った挙句の床置きで罰当たりですが許してください。
聖火トーチの長さは71センチ!71センチと言われても皆さんピンとこないかもしれませんね。よくあるオフィスデスクが大体70センチくらい高さのものが多いです。結構大きいですよね。実際に手にしてみるまではもっと小さいかと思っていました。
東京2020オリンピック聖火トーチのコンセプト
いろいろな想いが込められた東京2020オリンピック。そこで使用される聖火トーチですから、当然のように様々なコンセプトが組み込まれています。それらをご紹介します。
伝統と現代技術の融合
日本の伝統的な形のひとつである桜紋。この桜のモチーフを、飛行機や新幹線にも使用されている製造技術であるアルミ押出成形によって作り出しているそうです。この技術により、軽くて、継ぎ目のない「ひとつなぎのトーチ」が出来上がっています。
復興への想いと持続可能性への配慮
素材に使用されているアルミ素材の一部には、東日本大震災の復興仮設住宅のアルミ建築廃材が再利用されているそうです。被災者の暮らしを見守ってきた仮設住宅が、平和のシンボルとして聖火トーチに姿をかえています。これにより、一歩ずつ復興に向けて進む被災地の姿を世界に伝えようとしています。
本当なら、世界中の多くの方々に現在の被災地を直接見てもらい、その復興力の力強さを体感していただきたかったですね。
美しく燃え続ける炎
桜の花びらをモチーフとした形状に灯った聖火が、トーチの中央で一つになるように設計されているようです。触媒燃焼技術という技術が用いられており、保炎構造と合わせて、雨や風の中でもしっかりと灯るようになっているそうです。
すべての人のためのトーチ
誰にでも扱いやすいように、今回のトーチは軽量化に徹底的にこだわり、握り部分の太さや形状などにも配慮が施されています。握り部分に施されたマーク(突起)は視覚が不自由な方にも正しい握り位置とトーチの正面を伝えるものだそうです。
おまけ
実は今回、男40代の気を引いたものがありました。それは、聖火トーチを納めているケースです。大きな本体ですのでケースは一回り大きな筒状。
その上面に注目です。まるで銅メダルを思わせるような円状の上面には、東京2020オリンピックのエンブレムと文字が煌びやかなエンボス加工で描かれています。このケースだけでも欲しいくらい。
まとめ
最後に東京2020オリンピック聖火トーチについてまとめます。
- 聖火トーチとはオリンピック聖火を灯すたいまつ
- 上面からみると花びら5枚の桜の花の形状
- 長手方向71センチ、重量930グラム(燃料なし)のスリム軽量仕様
- 吸い込まれそうな継ぎ目のない銅色の金属光沢感
- この聖火トーチには技術、復興、サステナビリティなどいろいろなコンセプトが込められている
- 聖火トーチはそのケースまで質感十分。ケースだけでも欲しいくらい。
羽陽曲折あり開催されている東京2020オリンピック。人生そうある機会でもないので、開催されるからには安心、安全にしっかりと楽しみたいものです。
本日も、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
【東京2020オリンピックの記念グッズ】