こんにちは、まめイチです。
今回は「機能性ディスペプシア」の対処方法についてご紹介します。
内視鏡やX線などの検査では異常が見つからないけれど、胃もたれやお腹の痛みなどの症状がつづく機能性ディスペプシアですが、精密検査をしてその原因が重大な疾病でないとわかったら、それはそれで良かったとしましょう。
しかし、痛みや不快感は実際に起こるので、どうしてもQOL(Quality of Life)は低下してしまいます。
それでは、どのように対処して、どのような治療法があるのでしょうか。
【目次】
機能性ディスペプシアの対処
機能性ディスペプシアの治療法では、生活指導、食事療法、お薬での治療が行われます。
生活習慣改善
健康づくりの基本は、病気と診断されて薬をもらうまでは、生活習慣の見直しが基本です。とはいえ、生活習慣の見直しと一言で言われても、言われてできれば世話ないのが”生活習慣改善”ですね。
一方で、神経質に改善を気にしてばかりいては、かえってストレスが溜まり胃が痛い、なんてことも起こりかねません。
なにより、それでは長続きしないですよね。
一般的に言われる生活習慣改善とは、とてもシンプルで次の5つが代表格です。
食事(規則正しいか、バランスは良いか、適量か)、適度な運動、十分な休息、お酒を飲むときは適量、禁煙。
全部並べてみると、まるで聖人君子。見るだけで目を背けたくなりませんか?
ですので、まずは1つでいいんです。全部やろうとせずに、まずは1つだけ取り入れてみること。自分に合わなければ、選びなおせばいいのです。
何事も無理せず、やりやすいものから。です。
食事療法
生活習慣改善で”食事”を選んだ人も多いと思います。食事と睡眠は誰もが必ず行う生活習慣。取り組みも定着しやすいと感じています。機能性ディスペプシアの対処法でも、食事療法は効果的だそうです。
さて、それでは実際に”食事”を見直すコツをご紹介します。
- 毎日3時の食事は大体決まった時間に規則ただしく
- よく噛み、ゆっくりと食べる
- 一度に食べ過ぎないようにする
- 胃に負担のかかる食事はなるべく避ける
(油を減らす調理方法としては、煮る、蒸す、ゆでる、などが良いといわれています)
注意すべき食品
それでは、どのような食材を気にしたらよいのでしょうか。これも、いきなり〝食べない゛というのではなく、まずは気にかけ意識することから始めてみてはいかがしょうか。
<気を付けたい食材>
脂肪分の多いもの/炭酸飲料/こしょう/マヨネーズ/多量のスパイス/コーヒー/柑橘類/チョコレート など
こう見てみると、日常生活で結構摂取しているものばかりではないですか!?
そこで、まずは自分がどれくらい、これらの食材を口にしているのかを把握することからはじめましょう。
薬物療法
様々な症状にあわせて、下記の薬剤が使われるそうです。
- 胃の動きを改善させる薬
- 過剰な胃酸の分泌を抑える薬
- 胃の粘膜を保護する薬
- 胃の不調や食欲不振を改善する薬
- 抗うつ、不安を低減する薬
なにかと、ストレスのかかる世の中です。胃の痛いこともしばしば。
でもそんな時でも”ストレスのせい”などと簡単に決めつけずに、本当にツライ、度々繰り返すといったときは、重大な疾病からくる症状ではないかと考えることも大切ですね。
今回で「機能性ディスペプシア」のご紹介は終了です。
ありがとうございました。
【参考資料】「あなたの胃の症状はどちらに近いですか?」ゼリア新薬・アステラス
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