こんにちは、こんばんは、まめイチです。
どうせ同じ乗車運賃を支払って新幹線に乗るなら、満足度の高い移動にしたい!!
上手に欲張りたいのが男40代。ビジネスで新幹線の出張が多い人もたくさんいらっしゃるでしょう。
ということで、2回シーズで”東海道新幹線の座席指定のツボ”を紹介しています。
前回の記事がこちらになります。
さて、今回は「東海道新幹線の座席指定」の第2回目です。
上の画像は東海道新幹線のぞみの指定席。
5席x20番の合計100席もある広い社内です。
当然ですが、確保した座席によって乗車環境も大きく異なります。上手に座席を確保して気分よく移動したいですね。
【目次】
A-Eの座席指定をする前に
さぁ座席を指定しましょう。という前に重要ななのが、車両内の設備。
どのような設備を使えるのかが、道中の過ごし方に大きく影響します。
そして、もう一つ。
お盆や正月、連休前後の繁忙期を除いて乗車率が100%を超えることは少ないですよね。ということは、空席ができるということ。
上手な座席指定では、自分の隣が空席になるかも重要なんです。(私見ですが…)
車内設備
新幹線の車内設備は常に進化していますね。
細かいところはまだありますが、大体こんな感じです。
それでは、個別に確認していきましょう。
窓+シェード+窓棚
窓側席の特権です。車窓からの風景を堪能できるだけでなく、サンシェード操作の主導権も与えられます。
(しかし、主導権があるからと慢心せずに、周辺の席の人への配慮を怠らないのが男40代です。)
そして、案外役立つのが窓棚です。小物を置いてもよし、疲れてきたら肘をついて寝ることもできます。
コンセント
何かと充電時代になったので”コンセントの設置”は画期的な設備追加でした。
これで車内でも、電子機器のバッテリーを気にせずに使用することができます。
A席、E席は窓側足元(前出画像参照)にあります。
そして、車両最前後の席には跳ね上げテーブルの横に設置されています。
ですので、B席、C席、D席でもコンセントを利用できちゃいます。
フック
左右の壁、前後の座席の間にされています。
車両中ごろの座席には2つセット、最前後の席には1つあります。
上着やコート、帽子なんかを掛けている方が多いですね。
こんな感じです。
テーブル+物入れネット+小物フック
前の座席の背もたれにそれぞれ設置されています。(前出画像参照)
そして意外と気づかないのが、小物フックでもある跳ね上げテーブルのロックつまみです。
突起部分に、お弁当や飲み物を買った袋などを引っかけて使うことができます。
こんな感じです。
空調吹き出し口
目立たないですが、窓上に逆ハの字で配置されています。
飛行機ほどガンガン冷えますという力強さはないですが、マイルドに風が流れてきます。
横に動かすことで、開閉することができますので、直接風に当たるのが苦手な方、乾燥が気になる方でも、好みに合わせて調整可能です。
閉めるとこんな感じです。
座席にある突起
通路側の座席背もたれには突起がついています。
通路を歩く方の手すりにも使われますが、ここに上着を掛けて使うこともできます。
座席が予約で埋まる順番
先にも触れましたが、意外と重要なのが、隣の席に人が来るか、来ないか。
自分がベストな選択をするだけでは戦略的な座席選びとは言えません。
これによって、気遣いや圧迫感が大きく違ってきますので、人によっては設備よりも環境を左右する要因かもしれません。
そこで、発車直前までの座席の埋まり具合も先読みして予約をしたいものです。
座席が埋まるのは、E⇒A⇒C⇒D⇒B
JR東海さんに確認した訳ではなく経験からですが、座席位置の指定をせずに指定席を予約した時に、優先的に埋まっていく順番がありそうです。
それが、E席、A席、C席、D席、B席の順。
2席並びの窓側(E席)から割り当てられ
↓
3席並びの奥まった窓側(A席)
↓
隣に人がこないことも多い3席並び通路側(C席)
↓
隣に人がくることが多いが2席並びの通路側(D席)
↓
3席並びの真ん中(B席)
の順番です。多分。
あくまでも感覚値ですが、平均的にはD列まで埋まることが多いと感じます。
運がよければ空席になる確率が高いのがB列ですね。
このあたりは、以下の各座席位置の評価で触れることにします。
A-Eの座席位置を選ぶ
第一回目では、A-E席の指定の前にまずは車両の中でどの場所にするか決めることの大切さを説明しました。
さて、車両内の場所が決まったら、次はいよいよ横並びの中から座席位置を決定します。
このA席からE席の座席指定は、車内で過ごす時間の快適性に直結しますので、超重要ですよね。
選択肢としては、A席からE席の5席ありますが、当然それぞれに長所短所があります。
それでは、紹介していきましょう。
A席
3席並んでいるうちの最も窓側になります。窓側の席なので、車窓からの景色を楽しめる、というのは当たり前。
それでだけでなく、壁にある設備も利用できるメリットがありますよね。
A席の長所
- 窓枠の足元にコンセントがある(※N700系車両)
- 窓枠の上部に2カ所に送風口がある
- フックが使える
- 車窓からの景色を楽しめる
- シェードの主導権を握れる(景色を見るのも、日光を遮るのも、思いのまま)
- 窓下にある棚部分に飲み物やスマホを置ける(置き忘れ注意です)
- 奥まっているので、微妙に落ち着く
- B席が空席のことも多い
A席の短所
- 通路に出るのが面倒(特にB、C席が埋まっているときは、2人越えとなる。食事中や睡眠中の時は面倒くささ倍増です)
- 離席するのに恐縮する(お食事中やトレーを使用中だと恐縮してしまいます。就寝中だと最悪ですね。トイレが近い人など、頻繁にデッキで電話したい人には向いていません)
- 席を立つときに、頭上の荷物棚が邪魔(身長にもよりますが、頭をかがめなければいけません)
- 荷物棚を利用しずらい(荷物棚はガッツリと頭上に張り出しています)
独断評価
窓側のメリットを享受しつつ、隣のB席が空席の可能性も高いのがA席の特徴。
移動中に席を立つことが少ないのであれば、とても快適な席です。
立ちあがった時に荷物棚があるので、背が高い人は頭をぶつけない様にご注意を 。
B席
3席並びの真ん中になります。多くの場合、混雑している場合に割り当てられるので、左右のA席、C席にはまず人がきます。
B席の長所
- A、C席と比べて座席幅が少し広い
- 荷物棚を利用しやすい
B席の短所
- 多くの場合で左右に人がくるのでちょっと落ちつなかい(B席に座ることになるときは、大抵A席、C席も予約されている)
独断評価
これといってメリットがないのがB席です。一人での乗車なら好んで指定される方は超稀だと思います。
予約割り当て順も最後だと思うので、B席になってしまった場合は、それ以外の座席が空いていないほど混雑していると割り切るのが良いと思います。
C席
3席並びの通路側。席を離れたい人が選びます。
C席の長所
- 携帯電話を使いたい時や化粧室に行きたい時、少し歩きたい時に便利
- たまに脚を伸ばせる
- 社内販売を購入しやすい
- B席が空席のことも多い
C席の短所
- A席、B席の出入りが気になる
- 荷物棚が遠い
独断評価
通路側を選ぶときはD席よりもC席を選ぶ人も多いです。 季節や時間帯によってはB席が空席のことも多いので、片側通路、片側空席でD席よりもゆったりとした気分で移動できます。
D席
2席並びの通路側です。 荷物棚が利用しやすい。
D席の長所
- 離席しやすい
- 通路を使って脚を伸ばせる
- 社内販売を購入しやすい
- 荷物棚が利用しやすい
D席の短所
- 大概となりのE席は人がくる
独断評価
通路側が好みの人には安定した座席です。隣のE席にはほぼ人がきます。その意味では、予約時点で安定した居住環境が確約されるとも言えますね。荷物棚が利用しやすいので、荷物が多めの方にはおススメです。
E席
2席並びの窓側ですので、窓側のメリットを享受できます。(基本的な部分はA席と同様です)
また、人気があり一番最初に売れて行きます。
E席の長所
- 窓枠の足元にコンセントを利用できる。
- 窓枠の上部の送風口を独り占め。
- フックが使える。
- 車窓からの景色を楽しめる。
- シェードの主導権を握れる。
- 窓棚を利用できる。
E席の短所
- 通路に出るときにD席を横断しなれればならない(A席のように2席横断ではないので、負担はまったく違います)
- 席を立つときに、頭上の荷物棚が邪魔
- 荷物棚が少し利用しずらい(身長にもよりますが、通路からでも十分荷物棚が利用できます)
独断評価
通路との程よい近さと、窓側の恩恵を受けられるバランスのとれた席です。予約の順番でも先に埋まっていきます。確保するには早目にご予約を。
因みに、富士山を見たい方はE席ですよ!
まとめ
2回シリーズで紹介してきました東海道新幹線の座席選び。せっかく乗るのですから、上手に座席を確保して、満足度の高い時間にしたいものですね。
最後にまとめます。
- まずは車内設備を確認
- 混雑状況を先読みして隣の座席に人が来るかを予測
- 充実した設備の窓側
- 気兼ねなく席を立てる通路側
- 車両内の場所と座席位置が満足度を高める
本日も、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。