こんにちは、こんばんは、まめイチです。
みなさんは、どれくらいお蕎麦屋さんにいかれますか?
私は、幼少のころに住んでいた近所にお蕎麦屋さんがあり、よく家族で食事をしました。
暖簾をくぐる手前からかすかに漂う鰹節と醤油の香りに、小さいながらも食欲をそそられたものです。
そして、決してきれいとは言えない店内で忙しく動く奥さん(ゆでるのは旦那さん)の忙しなさを覚えています。
最近では、小奇麗でお洒落なお蕎麦屋さんや、立ち食い風のチェーン店が目立ちますよね。味はおいしいのですが、微妙に落ち着きません。
さて、そんな中で今回お話するのが、癒される蕎麦屋についてです。
男40代が癒される蕎麦屋の、”しつらえ”について考えてみました。
【目次】
イメージ通りのお蕎麦屋に出会う
今回、偶然の訪問でノスタルジィに浸らせて下さったのは、こちらのお店。
尾張屋 城山店
所在地 〒252-0105 神奈川県相模原市緑区久保沢1-10-8
営業時間 M11:00~PM8:30
定休日 木曜日
TEL 042-782-8831
外観はまさに、The蕎麦屋。
自宅併設の一軒家。
壁にある「そば処」のサイン。
くすんだ濃紺に白抜きの「生そば」の暖簾。
外観を見ただけで、鰹節の香りを感じずにはいられません。
40代の心を癒す店内
40代が癒される要素の一つは”昭和感”ですかね。最近わかってきました。
荒木町(東京都新宿区)を訪れたときもそうでしたし。
さてさて、話を戻していきましょう。
心癒される店内のポイント5つ
それでは、どこに癒しフックがあったのか、店内を見て行きましょう。
1.お品書き
まずは、お蕎麦屋さんの定番、壁掛けのお品書き。
それもただの壁にあるお品書きではないです。
まず、見た目ですぐにわかるのが、額縁入り。
さらに、壁から吊られた額を受ける座布団。
そして、黒字に達筆な白文字。
いかにお品書きを大切にしているかが伝わってきます。
呼び方も「メニュー」ではなく「お品書き」ですね。「メニューはどこですか?」とは言い出しづらい厳格さを感じます。
このあたりの丁寧さ、チェーン店ではまねできない設えです。
2.店内のある意味で賑やかな感じ
店内の雑然とした賑やかさも、癒されポイント。
完璧に整理整頓されてた家に招かれるよりも、どこか生活感が漂う家に招かれた時の方が落ち着く感覚に似ています。
主張しすぎない賞状や、地域振興会の組合員章、近隣のお出かけMAP、バスの時刻表まで、あらゆる情報が集まるレジ周りの佇まいが落ち着きます。
そして、地味ながらも賑やかさを演出しているのが、個別メニューの張り紙です。
前出の画像たちにもありますが、額縁入りのグランドメニュー、壁に並べられた手書きの準グランドメニューたち。
そして、空いている隙間を埋めるかのように、張り出された個別メニューたち。
グランドメニューに埋もれていないからこそ、注文後に気がつき「あっ、やっぱり俺こっち!」と心変わりを誘発させます。
3.金魚(水槽)
意外と出現頻度が高いのが水槽。
味わいのある個人経営の飲食店では、結構よく見かけます。
そして、期待を裏切らないのが、ほとんどの場合が熱帯魚などお洒落ではないこと。
夜店の金魚すくいの金魚が長生きして大きくなった感じの金魚やカメなど、お客さんを楽しませる目的ではなく、完全に個人飼育が目的っぽいところもポイントが高いですね。
4.コーナー据え置きのテレビ
コーナーの高いところに置かれたテレビも高ポイントですね。
店内全員が一つの番組を共有する一体感。(スマホの登場で変わりつつありますが…)
そして、多くの場合に大将に委ねられているチャンネルの選択権。
お客様を大切にしつつも、店内でのヒエラルキーを感じさせます。
画像ではわかりずらいですが、画面横にあるタヌキとだるまの置物も風情がありますよね。
5.小上がり
そして最後は、なんといっても小上がり。
小上がりに通されたときの特別感。
座布団にあぐらをかいて座るときの落ち着き。(最近は腰が痛いですが…)
食後の満たされたひととき、ついゴロンと横になりたくなる誘惑。
もう、男40代にはたまりません。
まとめ
勝手な視点で、まとめてみます。
- 男40代が癒されるところ、それは昭和感かも
- The蕎麦屋なお店が神奈川県にあった
- The蕎麦屋は店構えの画像からも鰹だしの香りを感じる
- 蕎麦屋の癒しは、お品書き、雑然としたレジ周り、イレギュラーなメニューの張り紙、店内テレビ、小上がりなどで醸し出される
- チェーン店では出せない蕎麦屋感は貴重な存在
最後に
久しぶりに、癒されるお蕎麦屋さんに出会うことができました。
The蕎麦屋のツボを押さえた設えの数々が、店内や店構えなど至ることろに施されていました。
こういうお店には、いつまでも頑張ってもらいたいものです。
実は今回、本当はうどんの話をしたかったのですが、ついお店での感動をお伝えしたくなってしまいました。
うどんの話はまた近々させていただきますね。
今回も、最後までお読みいただきましてありがとうございました。