男40代の秘密基地

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【千葉県_濃溝の滝_2】パワースポット亀岩の洞窟がもはやオカルトスポット

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こんにちは、こんばんは、まめイチです。

 

心の健康維持のためのストレス解消のお出かけのはずが、かえってストレスをためてしまった話の2回目です。しかしながら、がっかり経験は期待していたものがゼロになっただけではないダメージの大きさがありますよね。勢い余ってマイナスゾーンに突入!みたいな。

何かを買った時は精神的+経済的なダメージ、お出かけだと精神的+肉体的なダメージの倍掛けです。今回は前回に続き千葉県の「濃溝の滝(亀岩の洞窟)」レポートです。

亀岩の洞窟のポスター

あっ、そうでした「農溝の滝」でした。

見てください、上の幻想的な景色を。この景色見たさに足を運んだ現地で、目の当たりにした衝撃の事実。

そこには期待とは大きく異なる新たな楽しみがありました。

 

★★前回記事まとめ★★

  • 濃溝の滝というのはない
  • あるのは農業用水の横にあった滝「農溝の滝」
  • 我らが目指す亀岩の洞窟は人口トンネル
  • 亀岩が発見されたのはそんなに古くない
  • 農溝の滝とセイナザの滝はどちらもまぼろし
  • 前半は看板が醸し出す違和感と謎解きでやるせなさを楽しめる 

 

【目次】

 

亀岩まではまだ長い

さて、絶景の亀岩のトンネル洞窟に向かっていきましょう。

と言いつつも順路では亀岩に到達するまでにいくつかの見どころが準備されています

幸運の鐘

リアルに”まぼろしの滝”であるセイナザの滝を後にすると、次に現れるのが「幸運の鐘」です。

幸運の鐘の立て看板

せっかくの”幸運の鐘”なんだから、もっときれいな看板にしたらよいのですが…

そして、こちらが”幸運の鐘”

若干、私のイメージと違いました。

”幸運”という言葉の響きから、真鍮製の金色の西洋風の鐘を勝手にイメージしていました。しかし、お寺によくある鐘の小型版で、和風の鐘なんですね。

見かけからは「幸運の鐘」改め⇒「鎮魂の鐘」な雰囲気などという、罰当たりな思いが頭を過ります。

幸運の鐘の画像

幸運の鐘の説明にはこう書かれていました。

幸運の鐘(吊り鐘)に寄せて

平成23年11月に市内在住の秋元秀夫さまの吊り鐘寄贈に、君津市長によって名付けられ「幸福の鐘」として建立されました。

子の洞窟は昔から350年位前に一人の地元住民が「曲がりくねった川をトンネルで結びその河床に土を盛り、ここを田んぼにしよう。」と作られました。

又、川上と川下の高低差が滝となり、いつからか削り取られた岩肌に、亀に似た岩が現れ、亀岩として見るようになりました。

~幸福の鐘の音が亀岩の向こうから開運福寿を呼びますように~

 

恋愛成就の願い

幸福の鐘の横に展開されるのが、こちらのハート型の木片(絵馬?)たち。

何故だか、木片に混ざって”貝殻”が点在しています。2枚貝の貝殻なので、2人合わさるといったことにかけているのでしょうか。 

恋愛成就願掛け絵馬たち

 ツッコミどころ満載ですが、目新しい木片はなく、吊るされているものは、かなりの年月を過ごしてきた風貌のものばかり。お焚き上げもされずに、無造作に放置され朽ち果てている様は、どこか廃墟に近いオカルト感を醸し出します。しかも、張られているのが、鎖なので近寄りがさも倍増。さらに、木片に書かれたおそらく来訪者の恋愛願望が、記入者の”念”を感じさせ、不気味さを引き立てます。

半端ない負のオーラです!

私も、木片に書かれている内容にはたいへん興味がありましたが、せっかく、無邪気に叩いた幸福の鐘のご利益を吸い取られそうだったので、断念しました。

結構ビビりなおっちゃんなんです。

 

亀のお出迎え 

 さぁ、お待たせいたしました。

ここからは一気に”亀感”が増してきます!

恋愛成就の願掛けの目の前には、早くも1匹。盗難防止でしょうか、針金で縛りつけられている姿は、可愛らしさを通り越してかなりシュールです。

亀の置物一つ

まだまだ、1匹で驚いていてはいけません。

その先の手すりに現れるのは、拘束亀の隊列!

整列した亀の置物

このシュールさはもはやエンターテイメントの域です。

 

目指せ亀岩の洞窟

徐々に高まる亀岩の洞窟への期待。

しかしながら、まだ本丸には到達できません。

まずは、しっかりと知識をインプットしてからのお楽しみです。

(ここまでに、心が折れそうなくらいの知識インプットがありましたが…) 

 

まずは亀岩の洞窟を写真で

いよいよ近づいてきた「亀岩の洞窟」ですが、まずはしっかりとベストショットで、その幻想的な姿を確認しておきましょう。

といった感じで現れるのがコチラ。

貼り出された亀岩の洞窟のベストショット

素晴らしい景色です! 

ここまで来るあいだに、ちょっとやそっとの衝撃では折れない強い心が身についた私は、色褪せた写真ぐらいでは、これっぽちも動揺もしません。

でもきっと、ちゃんとした写真ならさぞ素敵な景色だったでしょうね…残念。

 

焦らし上手な説明看板たちを一挙公開

じっくりと一つひとつ堪能していると、なかなか辿り着きませんが、あと少しです。

亀岩の洞窟の案内板

最後は、一気に気分を盛り上げるパネルたちで、自分を高めていきましょう! 

説明パネル1

まずは、大きな亀岩の洞窟の文字の横のパネルです。

亀岩の洞窟の撮影のコツ

亀岩の洞窟

神聖なる場所・聖なる地

写真撮影に一番適した場所

ここから亀岩の菩薩を撮って下さい。

(洞窟全体で1枚、亀岩をアップで1枚)

亀岩の力を授けられると思います。

 紅孔雀

まだ見ぬ国に住むと言う

赤き翼の孔雀鳥

秘めし願いを聞くと言う

秘めし宝を知ると言う

ムード作りは良いのですが、いろいろ出てくるので、そろそろ何がなんだか訳がわからなくなってきました

北辰妙見尊

北辰妙見尊の説明看板

鶴は千年、亀は万年

そして亀は

”長寿と健康の象徴”

とされています。

千葉神社は妙見尊

白子神社は北辰大帝

久留里神社は妙見様

として祀られ、崇拝されています。

昔、川田のトンネルと呼ばれ平成14年

このトンネルの下方に

亀に似た岩を見つけ

”亀岩の洞窟”

と呼ぶようになる

要はいろいろあるけど、亀に似た岩が見つかったから、縁起の良い亀に乗って、トンネル⇒洞窟にランクアップってことですね。

このあたりの便乗感は、もはや「出世の洞窟」と言っても過言ではないです。

亀の居るトンネル洞窟-北辰妙見洞

もうすでにお腹いっぱいですが、ここまで来たら最後までやり遂げます。

 洞窟内に見える有り難い物たち

滝の上方から、「龍⇒希望の岩⇒おんぶ亀⇒黄金の淵⇒母なる亀⇒卵⇒黄金の亀⇒北辰菩薩」の順で並んでいるそうです。

どれだけ縁起物やねん!という感じで、もはや有難みも均等割りになってきましたが、言ったもの勝ち感は否めません。

亀岩

亀岩の説明看板

亀には北辰菩薩、妙見菩薩が宿ると言われています。この亀岩の左手前には菩薩様が座禅を組んでいます

亀岩の洞窟

何回目かの亀岩の同区の説明看板

妙見菩薩、北辰菩薩について

この洞窟の中の亀には神仏が存在します。

 (本地垂迹説)神仏習合として融和調和が奈良時代より始まりました。

明治政府が(十二年)分離説を説きましたが、

いまでも混合している地域もあります。

千葉神社には妙見尊、白子神社には北辰大帝として祀られています。

ここは神聖な場所としてこの洞窟は聖地な洞窟として自然保護に努めてまいります。

 もう、何を言われているのかわからないくらい麻痺しています

ただ確かなのは、この洞窟は平成14年までトンネルだったということです。ね。

(この事実がボディブローのようにきいています)

 

実物の亀岩の洞窟

さて、いよいよラストスパート。

実物の亀岩の洞窟に迫ります。ここまで、よくわからないありがたい説明を繰り返し刷り込まれてきましたので、否が応でも期待は高まっています。

そして、目の前に現れるのが、コチラ!

もう、なにも言わずにご覧ください。

亀岩の洞窟のひき画像

亀岩の洞窟に少し寄った画像

亀岩の洞窟の寄り画像

!!!

幻想的な景色はなかった

 悲しみのイラスト

嗚呼、ありがとう「亀岩のトンネル洞窟」 

もうそっとしておいてください。。。

 だってそのはず

もうなにも語りたくはありませんが、最後にこの情報だけは伝えさせてください!

どうか、私の二の舞の人が現れませんように。。。

亀岩の洞窟のベストシーズン

そうなんです、よく見かけるあの幻想的な画像こそが本当の幻でした。

幻は滝でも淵でも亀でも菩薩もありません!

「幻想的な景色」これこそが”まぼろし”だったのです。

もう、濃溝だか農溝だかなんてことはどうでもよい些末な話です。

恐るべし、農溝の滝。

恐るべし、インターネット情報。

こうして、ただひたすら出会えない幻想的な風景への期待を胸に、よくわからない解説を読みまくった男40代の休日は終わったのでした。

 

おまけ

一応、最後の駐車場までの帰り道です。

夏にはホタルが見られるようです。

ホタルが生息しているらしい

しかし、それも”まぼろし”っぽい感じです。

干上がっている池

 だって、水がありませんから!

千寿の湯

疲れきった心はコチラで癒すこともできそうです。

千寿の湯外観

千寿の湯の説明看板

”重炭酸そうだ泉”だそうです。

でも、今回の虚無感は温泉でも癒せそうにありません。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

最後にまとめます。

  • 和風な幸福の鐘の一撞きで魂を浄化
  • 鎖につるされた恋愛祈願が醸し出す負のオーラが半端ない
  • 針金で固定された拘束亀が隊列でお出迎え
  • ベストシーズンは3月、9月の6:40~7:20の40分間
  • そして、幻想的な風景こそが”まぼろし”

力の入った日常で疲れがたまっているあなたにおすすめ。心の底から脱力できる究極の癒しスポット「農溝の滝」!

この感覚を体感されてみるのも一興だと思います(笑)

今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

【前回の記事はコチラ】 

www.secretbase40s.com