こんにちは、こんばんは、まめイチです。
悩み多き男40代。その悩みは健康のこと、体力低下、太りやすく痩せにくい体質、経済的なこと、仕事のこと、家族のこと等など、悩み出したらキリがありません。
さすがに恋愛の悩みだけは減ってくることに、一抹の寂しさを感じます。
そして、寂しさといえば、髪の毛のハリ・コシ・ツヤ。
人生の疲れが出てしまっていると言っても過言ではありません。
さて、そんな悩みの濁流に飲み込まれてる今日この頃ですが、久しぶりに出かけた京都で見つけてしまいました。
その名も「御髪神社」。見つけてしまったからには素通りできませんので、ご紹介いたします。
【目次】
場所
場所はトロッコ嵐山出来のすぐそば、小倉池のほとりにあります。
嵐山方面(南)から来た人は、線路とトロッコ嵐山駅を超えた先になります。
曲がり角にある目印
閑静な郊外にあるのですが、派手さは全くなく、ひっそりと佇んでいますので「御髪神社」が目当てでなければ、まちがいなくスルーしてしまいます。前出ののぼりが一番の目印なのですが、いつも立っているかは不明です。
一応、曲がり角には下の画像のような目印がありますが、こちらも画像のように謙虚に佇んでおりますので、見落としがちです。
御髪神社とは
さて、所在地がわかったところで、いよいよ本題です。
御髪神社ですが、読み方は「みかみじんじゃ」と読みます。
読み方は”みかみ”ですが、神社の由来はしっかりと髪の毛にまつわったものですので、ご安心ください。
祭られているのは、藤原采女亮政之公(ふじわらうねのすけまさゆき)。
この方、なにやら髪結業の始祖とのこと。
美容師さんのルーツなんですね。
触書き
神社に向かう曲がり角と、境内の鳥居の脇に2つの触書があります。
そこには、神社の由来と境内にある「髪塚」についての説明が書かれています。
画像では読めないと思いますので、下の通り書きおこしておきます。
御髪神社
<祭神>
従三位 藤原采女亮政之公(ふじわらうねのすけまさゆき)
亀山天皇の御代(一二五九年~一二七四年)藤原元晴卿が宮中に宝物係として仕えていたが、所管の宝物を紛失した責任をとり捜索の為諸国を行脚し、大永五年下関に居を構え、三男政之公が生計を髪結職に求めたのが髪結業の始祖であった。
<髪塚>
髪は人身の最上位にあって、進化の神より賜った美しい自然の冠であると共に、生前にも残し得る唯一の分身として、大きな思恵に感謝する為、副神として納祭し祈拝される
神宮より
橋のたもとの触書の下には、宮司さんからのメッセージが書かれています。
こちらも画像からは読めないので、書きおこしますね。
御髪神社は日本に唯一の髪の神社です。
皆様、もっとうつくしくなりませんか。もっと豊かになりませんか。
皆様、古(いにしえ)から女性の命といわれてきました。男性も同じで髪の毛を変えるだけでイメージを大きく変わることを想像すれば、納得されるでしょう。
髪は皆様の頭を守ってくれているヘルメットの変わりです。
お客様の大切な髪により生活の糧としている業種の方々には、皆様に対する日頃の感謝の心をこめて、又、健康、長寿を祈拝致しましょう。
御髪神社は、理容、美容、洗髪剤、育毛剤、毛染、カツラ等髪に関する業の始祖を祭神とする神社です。
神宮
話しかけるような文章と、毛髪をヘルメットと例えるあたりの柔軟な時代感覚に親近感を覚えます。
そして、この御髪神社は、期待を裏切ることなく”唯一の髪の神社”であり、さらには髪のみならず『毛髪関連の総合神』であることがわかりました!
境内のご紹介
さて境内ですが、境内はこじんまりと落ち着いた雰囲気です。
入口にあるシンプルな鳥居には、画像のような「御髪神」と書かれた看板が鎮座されています。
全体は下の画像の通り。
鳥居をくぐり数段階段を上ると、正面には本殿、右手に社務所があります。
御朱印やお守りはこちらで購入できます。
お守りは美容師さんには、超人気のアイテムだそうです。
本殿
こちらが本殿です。
本殿もこれといって華美なところはなく、木の経年変化を感じさせる自然な風合い。
これがまた、穴場的パワースポット感を醸し出しています。
私もしっかりと拝ませていただきました!
髪塚
本殿に向かって右隣りには「髪塚」があります。
せっかくですので、本殿だけでなく「髪塚」にもしっかりと手を合わせたいものです。
まとめ
最後にまとめます。
- 御髪神社は日本で唯一の髪の神社
- 祭神は髪結業の始祖
- 髪だけではなく、毛髪関連の総合神社である
- 華美をきらうシンプルさが、穴場パワースポット感を醸し出す
- そこには毛髪に悩む人のカタルシスがある
偶然の遭遇で、その名前から男40代の心を一瞬にして鷲掴みにした「御髪神社」
こんな素敵な神社が、ひっそりと嵐山の奥には存在していました。
みなさんも、お近くにお出かけの際は是非訪れてはいかがでしょうか。
因みに、私の本当の目的は紅葉見物でした。
今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。